🍁秋植え野菜のプランター栽培|9〜11月に始められる野菜とサイズ

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家庭菜園は春に始める人が多いのですが、プランター栽培にかぎれば秋の方が易しい季節です。

理由は3つあります。

  1. 害虫が減る——夏に比べてアブラムシ・ハダニの勢いが落ち、気温が下がるほど被害が減ります
  2. 水やりが楽——夏は1日2回必要だったプランターも、秋は1日1回、晩秋には数日に1回で足ります。土量の少ないプランターにとって、これは大きな差です
  3. 葉物が短期間で穫れる——9月にまいた小松菜や水菜は、10〜11月に収穫できます

この記事では、秋に植えられる野菜を必要なプランターのサイズ順に整理します。

浅型プランター(深さ15cm〜)で始められる

ベランダ用の小さなプランターでも育てられる野菜です。秋まきの主役はここに集中しています。

野菜 深さ 土の量 株間
小松菜 15cm以上 5L〜 5cm
ほうれん草 15cm以上 5L〜 10cm
ルッコラ 15cm以上 5L〜 10cm
水菜 15cm以上 5L〜 15cm
レタス(リーフ) 15cm以上 5L〜 15cm
春菊 15cm以上 5L〜 15cm
イチゴ 15cm以上 3L〜 20cm

葉物はすじまき(線状に種をまく)して間引きながら収穫できるので、株間の数字ほど厳密に考えなくて構いません。間引いた葉もそのまま食べられます。

ほうれん草だけは注意が必要です。酸性土壌に弱いため、pHが下がっていると発芽も生育も揃いません。古い土を使うなら石灰で調整してからまいてください(石灰の種類と使い分け)。

イチゴは秋に植えて春に収穫する、期間の長い野菜です。9〜10月に苗を植え付けます。

標準プランター(深さ20cm〜)が必要

野菜 深さ 土の量 株間
カブ 20cm以上 3L〜 12cm
キャベツ 20cm以上 6L〜 30cm
白菜 20cm以上 6L〜 25cm
玉ねぎ 20cm以上 8L〜 12cm
ニンニク 20cm以上 8L〜 12cm
エンドウ 20cm以上 3L〜 20cm
ソラマメ 25cm以上 8L〜 30cm

キャベツ・白菜はプランターではミニ品種を選ぶと失敗が減ります。普通品種は結球までに時間がかかり、株も大きくなります。

アブラナ科(キャベツ・白菜・カブ)は防虫ネットが必須です。秋まきでも9月中はモンシロチョウやコナガが活動しており、ネットなしだと数日で葉が穴だらけになります。種まき・植え付けと同時にかけてください。あとからかけても、すでに卵が産みつけられていると意味がありません。

玉ねぎ・ニンニクは収穫まで長い——玉ねぎは翌年5〜6月、ニンニクは6月ごろの収穫です。半年以上プランターを占有するので、置き場所を決めてから始めてください。

深型プランター(深さ30cm〜)が必要

野菜 深さ 土の量 株間
ニンジン(五寸) 30cm以上 10L〜 10cm
ニンジン(三寸・ミニ) 20cm以上 6L〜 8cm
ブロッコリー 30cm以上 14L〜 30cm
大根(ミニ大根) 30cm以上 10L〜 15cm
大根(普通品種) 40cm以上 15L〜 25cm

大根とニンジンは品種選びが結果を決めます。 普通品種の大根は深さ40cm以上が必要で、一般的なプランターでは足りません。ミニ大根(短根種)なら深さ30cmで育てられます。ニンジンも同様に、三寸・ミニ品種なら深さ20cmで足ります。

深さが足りないと、根が容器の底に当たって又根(またね)になったり、途中で止まって太らなかったりします。これは後から取り返せない失敗なので、種を買う前にプランターの深さを測ってください。

手持ちのプランターで何が育てられるかは、プランター逆引き判定にサイズを入れると一覧で出ます。

時期の目安

秋まきは適期が短いのが最大の注意点です。遅れると寒さで生育が止まり、そのまま冬を越せません。

9月——葉物(小松菜・水菜・ほうれん草・ルッコラ・春菊・リーフレタス)、カブ、ミニ大根、ニンジン。キャベツ・白菜・ブロッコリーの苗の植え付けもこの時期です。

10月——ニンニク、玉ねぎの苗、エンドウ、ソラマメ、イチゴの苗。越冬させる野菜が中心になります。葉物もまだ間に合います。

11月——寒さに強い葉物(小松菜・ほうれん草)と玉ねぎの苗が中心。地域によっては厳しくなるので、暖地以外は早めに済ませてください。

これらは中間地(関東〜西日本の平野部)の目安です。寒地は2〜4週間早め、暖地は少し遅らせて調整してください。

秋まきで失敗しやすい3点

1. 残暑で発芽がそろわない

9月上旬はまだ地温が高く、レタス・ほうれん草など高温で発芽しにくい野菜があります。まいた後に寒冷紗をかけて地温を下げるか、彼岸を過ぎてからまくと安定します。

2. 台風で種や苗が流される

まいた直後の種は、強い雨で簡単に流れます。台風接近時はプランターを室内や風下に移動させてください。移動できるのがプランターの利点です。

3. アブラナ科の虫害

前述のとおり、防虫ネットを同時にかけるのが唯一の確実な対策です。

前作との相性も確認する

秋の植え付けで見落とされがちなのが、夏野菜の跡地をそのまま使ってしまうことです。

プランターの土を使い回すなら、前作と科が重ならないようにしてください。たとえば夏にトマトを育てたプランターに、そのままナス科を植えるのは避けます。

まとめ

手持ちのプランターで育てられる野菜はプランター逆引き判定で、一緒に植える組み合わせはコンパニオンプランツ相性チェックで確認できます。

前に育てた野菜を選ぶだけで、次に植えてよい野菜がすぐ分かります。

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